個人の原則はいくつ持つべきか
5〜8個。始めるなら3個。この数字は恣意的でも、記憶術の話でもありません。機能する原則の集合が同時に満たさなければならない三つの構造的制約から、自然に落ちてくる数です。
制約1:見ずに思い出せること
原則は、決定の瞬間に到着してはじめて機能します。目の前の相手が確約を求めているときに、文書を開く人はいません。だから実際に稼働している集合とは、軽い圧力の下で記憶から挙げられるものです。ほとんどの人にとってそれは5〜8個であって、15個ではありません。
ここから簡単な診断が得られます。いま、見ずに、自分の原則を挙げてみてください。挙がったものがあなたの本当のリストです。文書の残りは願望であり、願望は意思決定に参加しません。
制約2:衝突が見えていること
面白い仕事は、二つの原則がぶつかる場所で起きます。率直さと優しさ、野心と在ること、速さと丁寧さ。原則が6個なら組み合わせは15通りで、重要なものを視野に収め、明示的な優先順位を書けます。20個なら190通りになり、あなたは決してそれを地図にできません。
地図にされない衝突は消えません。その場で、たまたま都合のよいほうの原則によって、静かに裁定されます。長いリストは「より網羅的」に感じられますが、実際にはあなたに与える制御を減らします。含んでいるトレードオフを隠してしまうからです。
制約3:レビューが10分に収まること
長引く週次レビューは、実行されなくなります。10分をリストで割ると一項目あたり約1分。問題に気づくには足りますが、12項目には足りません。レビューの周期が事実上リストの上限を決めており、そしてレビューこそが仕組み全体を正直に保つものなので、この上限は交渉不能です。
なぜ多くなりすぎるのか
- 基準を原則と取り違えている。「寝る前に本を読む」は行動基準であって原則ではなく、どれかの原則の下に属します。20項目のリストの多くは、実際には5個の原則とその実装が混ざったものです。直し方は入れ子にすることであって、内容を削ることではありません。
- 他人のものを集めている。本で見つけた良い一文は、追加が簡単で、追加の瞬間には何のコストもかかりません。コストは後から、レビュー時間と、薄まった注意として支払われます。
- 何も引退させない。原則は約束のように感じられるので、削除が人格の欠陥のように感じられます。違います。もう抱えていない問題のために書かれた原則は、仕事を終えています。感謝して引退させましょう。
- 人生の全領域を網羅しようとする。健康に一つ、お金に一つ、人間関係に一つ、というルールはどこにもありません。実際に摩擦がある場所について書くこと。いまのあなたの人生には、統治を必要としていない領域もあります。
長いリストの削り方
- 入れ子にする。各項目に問う。これは決定のルールか、それとも決定のルールを生きた姿か。後者を全部、前者の下に移す。たいていのリストはここで半分になり、しかも何も失われません。
- 牙をテストする。残った各原則について、直近半年でそれが何かを犠牲にさせた具体的な場面を挙げる。挙がらないなら、稼働している証拠がありません。削除ではなく「保留」ファイルに移せば、切ることが安く感じられます。
- 重なりを統合する。一度も互いに対立したことのない二つの原則は、たぶん同じ原則を二度書いたものです。
- 生き残りに順位をつけ、上位6個を取る。順位づけは、あなたが避けてきた優先順位の議論を強制します。結局全部残すとしても、やる価値があります。
ゼロから始めるなら
3個書く。1か月生きる。4個目を足すのは、3個のどれも扱えない現実の状況が現れたときだけ。それが唯一まっとうな追加理由であり、その追加が想像ではなく獲得されたものであることを保証します。
毎週参照する3個の原則は、感心するだけの20個より、1年で多くの行動を変えます。このリストはあなたの価値観の肖像画ではありません。プレッシャーの下で手に取る道具であり、道具は良くなるほど小さくなります。